― 壊れた時、何を選ぶ? ―
電器屋を営んでいると「自宅の家電は完璧なんでしょう?」と言われることがあります
確かに商品の知識はあるので吟味して購入したりメンテナンスしています
ただ皆さんと同じく「そろそろ壊れるかも家電」が何台か我が家にも存在しています
そして……ついに我が家の洗濯機が壊れました。
使っていたのは パナソニック ドラム式 NA-VX7100R(2012年製)。
長年よく働いてくれましたが、突然電源が全く入らず、ついに限界に。

撤去後の写真でかわいそうですが
長年わが家で活躍してくれた洗濯機
最近は乾燥機能をあまり使わなくなってきました
「さて、家電のプロ(自称?)は壊れた時に何を選ぶのか?」
今回は、実際に私がどうやって買い替えを決めたかをお伝えします。
■ ドラム式から縦型へ“あえて”戻した理由
修理も検討しましたが、12年使用していたことや交換部品の供給状況を考え、買い替えへ。
候補は当然、最新のドラム式。
しかし最終的に選んだのは、あえての縦型洗濯機+衣類乾燥機の2台構成でした。
★選んだ新しい洗濯機
- 縦型洗濯機:パナソニック NA-FA11K5(11kg)
- 衣類乾燥機:パナソニック NH-D603(6kg)
●理由①:乾燥機能をしっかり使いたかった
ドラム式の乾燥性能は優秀ですが、どうしても
- フィルター掃除の手間
- 乾燥容量は洗濯容量より小さくなる
- 年数が経つと乾燥力が落ちやすい
という課題があります。
その点、
別置き乾燥機は熱風で一気に乾かし、仕上がりもふんわり。
洗濯と乾燥をそれぞれ同時進行したい
という要望を叶えてくれました。
そのうえ家事時間が明らかに短くなりました。
●理由②:縦型は汚れ落ちが安定している
毎日の作業着やスポーツウェアを考えると縦型のほうが安心。
水量をしっかり使えるので、洗い上がりがスッキリします。
子供たちの着替えが重なった時なども一気に増えますが
11kg洗濯容量があれば以前のドラム式より一度に洗える
容量がアップします
●理由③:故障リスクを分散できる
一体型で故障すると「洗う・乾かす」が同時に使えなくなります。
今回は壊れたときの不便さを身をもって感じたので、
「2台に分かれている安心感」は大きなポイントでした。
しかも欲しいと思っているドラム式洗濯乾燥機より価格が安い
というところも大きい理由でした!
■ ついでに“脱衣所”もリニューアル
どうせなら気分も新しくしようと、脱衣所のクッションフロアを自分で張り替えました。
洗濯機を移動させたタイミングは絶好のチャンス。
床が明るくなり、家事スペース全体の雰囲気が一変!
さらに、
- 乾燥機を専用台に設置
- ランドリーラックの位置調整
これで“家事動線”が改善され、以前よりもずっと使いやすい空間になりました。

脱衣所のクッションフロアを剥がした様子
湿気によるカビの発生や浴室サッシの汚れなど
思ったより痛みや汚れがありました
ドラム洗濯機を取り外して掃除したところ
なぜか脚部の後で変色していました

■ 実際に使ってみてどう?
一体型から別置きに変わると「面倒じゃない?」と思われるかもしれません。
しかし実際は真逆で、
乾燥の仕上がりが圧倒的に良く、むしろ家事がラクに。
ドラム式から縦型に戻っても不便どころか、
「洗う」と「乾かす」がそれぞれ最適化されているので満足度は高めです。
新 洗濯機を設置したところ
手前が下がっているので洗濯物を入れやすいです
特に入浴する時にはかがまず洗濯物を入れられる
のはらくちんでした


乾燥機と並べたら場所を取りますが
洗剤自動投入になったので洗剤を別のスペースに
置けるようになったのでスッキリ
衣類乾燥機の排水は5Lのミニポリタンクで
貯水したのち処分(600円ほど)
タオルのふんわり度が大幅アップ!
クッションフロアも張り替えてます
■ まとめ:壊れた時こそ“選び直し”のチャンス
壊れた瞬間は困りますが、
ライフスタイルに合わせて見直す絶好のタイミングでもあります。
- 乾燥をよく使う → 別置き乾燥機がおすすめ
- 洗浄力重視 → 縦型
- 1台で完結・省スペース → ドラム式
使い方に合った選び方をすると、毎日の家事が本当にラクになります。
洗濯機の買い替えで迷ったときは、
実体験を踏まえてアドバイスできますので、ぜひまつだでんきにご相談ください。